世界青年の船(SWY16)に参加したことがきっかけで、日本の教育に興味をもったエジプト人のモハメッド・アブデルミギード氏。
エジプトの教育システムを変えたいという強い思いを抱き始めました。
しかし、エジプトのすべての教育システムを変えるのは難しいと考えた彼は、社会教育分野(生涯学習)に注目します。
早速、インターネットを利用して日本の生涯学習の状況を調べてみると
「公民館」という言葉に出会いました。
それは、彼か探し求めていた、地域の人々が集まり、ともに学び、お互いに助け合い、つながる場所でした。
公民館は地域住民にとって最も身近な学習拠点になります。
エジプトで、始まったグローバル公民館は、地域住民=世界住民として、エジプトと日本を繋ぎ、ともに学びあう活動からスタートしました。
将来を予測することが困難な時代を生きる子供たちに私たちが教えられることは?
ギド
・あなたの祖父母の職業は何でしたか?
・あなたの職業は何ですか?
・あなたの息子や娘の職業はどうでしょう?推測することができますか?
・数十年後、あなたの孫の職業は何ですか?
私たちは、祖父母や両親の職業を知っていても、20年後の息子や娘の職業、更に数十年後の時代にある孫の職業を知ることができません。
私たちが受けてきた教育が、今後も役にたつのかは誰も知ることができません。
数十年後の職業を推測して、教育を行うことは、まるで暗い部屋で見えないものを準備するようなものです。
彼らに今私たちが教えられることは、“生涯学習(自己に適した手段・方法を自ら選んで、生涯を通じて行う学習方法”ではないのでしょうか?
グローバル公民館は、国籍・人種・文化・宗教等にとらわれない学びの機会を提供し、世界住民の生涯学習を応援します。
エジプトでの活動を始めるにあたり、日本で公民館の役割について学び実際に公民館講座を開催したときの映像をご覧ください。