第2回 社会教育のプログラムコーディネーターを育成する研修 

国立 アインシャムス大学 地域づくりセンターで社会教育のプログラムコーディネーターを育成する研修が始まりした。

今回は2回目です。

これは、繁多川公民館との共同プロジェクト「エジプトにおける教育イノベーション創出事業 ~日本式公民館の運営および社会教育の学びを通じて~ 」の一部です。

この企画は、毎回違うEDU‐Portプロジェクトメンバーが、企画から運営を通して社会教育および公民館運営に必要なスキルを学びます。

また、3つの違う立場の参加者にそれぞれの学びの機会を同時に提供しています。

1つ目は、プログラムコーディネーターの育成です。

講座の運営から企画を通して公民館運営や社会教育のプログラムコーディネーターに関するスキルを学びます。そして、講座終了後には自分の住む地域で実際に講座を企画して運営します。

2つ目は、学校の先生が日本式教育の特別活動について学びます。

「授業研究(日本式教育特別活動)」を通して先生方が学び自分の学校で実践していきます。

3つ目は、子供が特別活動を通して毎回違うテーマを学びます。 

休日に子供と一緒に参加することができるので親子で学ぶことができます。子供は授業研究の授業を受けることで、日常生活に必要な知識を学び家庭や学校で実践します。

それでは、その様子をお楽しみください。

*この事業は2019年度文部科学省「日本型教育の海外展開推進事業(EDU‐Portニッポン)」公認プロジェクトとなっています。

講座の詳細

日時:2020年3月7日(土) 14:30〜17:30 

場所 :アインシャムス大学地域作りセンター

講座の様子

今日の授業のテーマは、言葉づかいです。

言われたら嫌な言葉やその言葉を言われたらどんな気持ちになるかを事前にアンケート。

そして講座がスタートしました。

まずはじめに言われると嫌な言葉を発表しました。そしてどんな気持ちになるかを考えました。

そのあと、どういう言葉を使うと良いかを話し合いました。

今から自分は何ができるのか考えて、実践することをそれぞれが考えました。

積極的に手を挙げて発表していました。

授業の振返り

今日の授業の内容で良かった点や、改善した方が良い点を話し合いました。

参加者のお母さんは、自分の子供に対してどう接して教育していいのか悩んでいたそうです。授業を受けながら子供と先生のやりとりを目の当たりにし、自分の子供の特徴を客観的に見ることでどう対応すればいいのかを発見することができたと嬉しそうに話してくれました。

最後に

大学での社会教育のプログラムコーディネーターを育成する研修が、新型コロナウィルスの影響を受けてしばらくお休みになりました。

いつ再開できるかわかりませんが、みんながまた集まって一緒に学べる日を楽しみにしています。

前回の講座は以下をご覧ください。

この記事を書いた人

りむ

沖縄県出身エジプト在住。
小学生の頃から常に夢をもち、目標設定を繰り返しながら人生を切り開く生き方を貫く。
「何歳になってもチャレンジできる。学ぶことに終わりはない」をモットーとし、子育てをしながら日本とエジプトの架橋「グローバル公民館」や個人メディア「りむラボ」を運営している。